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PENTAX Q

各社から発表される新製品も、ミラーレス機の割合が増える一方で、カメラのカテゴリーとしてすっかり定着した感があります。
そんな中にあって、わがPENTAXが市場に投入したのは「レンズ交換式コンデジ」と言いたくなるような、小さな小さなカメラでした。

Auto110のデジタル化、という初期段階でのテーマはあったにせよ、他社のミラーレスはもちろんPENTAXの既存のラインナップとも直接競合しない、という製品コンセプトは成功したようで市場の評判も良いようです。
ただ個人的には、いくら高性能でも画質でK-5 (!)を超えるとは思えませんし、普段持ち歩きに・・・といっても最近はネットへ直接投稿できることもあって、すっかり携帯のカメラばかり。>このへん、まがりなりにも写真趣味人としてはどうか・・・という話はありますが。(^^;
よほど値段が下がればともかく、しばらく買うことは無いだろう、と思っていました。

ところが、昨年のホビーショーで見かけた、BORGのPQ用カメラアダプタを使った作例 を見ているうちに、これは使えるかもしれない・・・。
さっそくネットで検索してみると、レンズキットを比較的安価に提供しているところがあったので、即決。(笑)
カメラアダプタも別ルートで注文して、3日後にはすっかり一式そろってしまいました。

Qpkm45ed

・・・と、ここまでは良かったのですが、残念ながら週の後半から天候がくずれ出して、肝心の天体が撮影できません。
雨模様でイマイチではありますが、地上風景で遊んでみることにしました。

※ ここで使用しているレンズはカメラの絞りコントロールが効きませんので、「例の方法」で調整しています。
 (感度は全てISO400 高感度NRはAUTOで撮影)

Qの撮像用CMOSセンサーのサイズは1/2.3。画角は135換算で焦点距離x5.5倍相当にもなります。
普通のレンズは軒並み望遠レンズになってしまうわけで、かつ画質的にもシビアになるため、レンズ遊びといっても有る程度限定されます。
たとえばDA 10-17FishEyeみたいなレンズでも、普通の中望遠ズームみたいになってしまいます。(笑)

Qfisheye
PENTAX Q DA10-17mm FishEye (17mm)

もう少し有用性の有りそうな(?)組み合わせ、ということで D FA MACRO 100mm。
135換算では550mm/F2.8という、夢のようなスペックになります。(笑)

Damacro100wr_f28
PENTAX Q D FA 1:2.8 MACRO 100mm(開放)

一見、良さそうですが拡大してみると・・・やはり開放では厳しい感じ。

Damacro100wr_f28_70pct
PENTAX Q D FA 1:2.8 MACRO 100mm(開放) クリックで70%画像を表示


それでは、ということでF4くらいに絞ってみます。(絞り量は目分量です)
時間をおいているので、構図が変わってしまっていますが、被写界深度が上がって背景の見え方が変わっているのがわかります。

Damacro100wr_f40
PENTAX Q D FA 1:2.8 MACRO 100mm(F4くらい)

拡大画像

Damacro100wr_f40_70pct
PENTAX Q D FA 1:2.8 MACRO 100mm(F4くらい) クリックで70%画像を表示

次は望遠ズーム。あまり高価なレンズは所有していないので、あくまでも参考まで、ですが。
DA55-300mmは、よく言われるように200mmまでなら、なかなか健闘してくれます。

Da55_300mm_fl200mm
PENTAX Q DA55-300mm (200mm F6.3 くらい)

拡大画像。(クリックすると等倍画像が開きます)

Da55_300mm_fl200mm_100pct

望遠端。うーん・・・やはり厳しい感じ。


Da55_300mm_fl300mm
PENTAX Q DA55-300mm (300mm F8 くらい)

拡大画像。(クリックすると等倍画像が開きます)

Da55_300mm_fl300mm_100pct

さて、真打登場。(笑)
BORG 45ED Ⅱ にx0.85レデューサを付けてあります。fl≒276mm F6となります。
解像度はさすがで、換算1500mm以上のレンズがこのコンパクトさで実現できるのは、とても魅力的です。
これで、せめて30秒露出が可能なら・・・と思わずにいられません。

Borg45ed_fl276mm

拡大画像。(クリックすると等倍画像が開きます)

Borg45ed_fl276mm_100pct

当たり前なのですが、BORGはカメラレンズとはヘリコイドのピッチが全く違うので、薄皮一枚しかないピント合わせも比較的楽に行えます。(とはいっても、やはり相当にシビアですが (^^; )


Qは非常に多機能で、短時間ではとても使いきれませんが、今の時点での個人的な感想を述べておくと・・・。

・小型軽量といいながら、相対的にレンズの厚さが目立つ。PRIMEでなくていいから、煎餅みたいに薄いパンケーキレンズを希望。
・Bモードでリモコンが使えない。長時間露出でなく、特殊撮影用なのかな?
・そのBが最長32秒で、Mの30秒と優位差が無い。せめて60秒欲しいが・・・。
・本体に(機械式)シャッターを持たないため、レンズを外すと最長2秒までしか長時間露出ができない。シャッターユニットでも別売してくれないかな。

そんなわけで、自分としては当初の目的通り月や惑星の撮影に使うのがメインとなりそうです。
この使い方なら小型の機材で気軽に撮影が可能ですし、シーイングにも有る程度寛容なシステムになりそうです。(^^b


おまけ。デジタルアイピース仕様のアダプタです。(笑)
もともとはカメラが接続できない鏡筒用にと思って作ってみたものですが、眼視と併用してみても面白いかも。

Lvq


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コメント

keypon13^2様:
そちらのBlogでBORGの話題が出たので、サイトを覗いたのが運の尽き(?)になってしまいました。(笑)
RAYQUALはQ用のマウント、一気に出してきましたね。ちょうど通販サイトにも出回り始めたので、マップカメラから入手しました。

天体望遠鏡との相性、さっそく試されたようですが、fl=500mmだとさすがに迫力ありますね。
天候が回復したら私も反射鏡筒で試してみようと思っています。アイピース仕様はそのために作ってみたものなので。
一応、仮組みはしてあるのですが、ピントが出なかったらどうしよう・・・(^^;

投稿: ich | 2012.01.23 20:59

おっ、仕事が速い、もう来てる(笑)
同じく黒とRAYQUALですね(*゚▽゚)ノ

KマウントレンズはQ用とは要求性能が異なりますから、多くの場合は
味を楽しむとか遊びの域になってしまうでしょうね。
それも一興ですが。
やはり、Q用レンズと同様、「回折限界を目指して」設計された天体望遠鏡との相性を試してみたいです。

こちらも連日天候が悪く、肝心の惑星に向けることが出来ておりません。
節穴などを人工天体に見立てて、Registax処理の練習などしていますorz

投稿: keypon13^2 | 2012.01.23 16:26

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