太陽撮影2012.1.14
月食もそうなのですが、いままで食現象にはもう一つ興味を惹かれませんでした。
理由はいろいろ有りますが、やはり良い条件で撮れる機会がなかなか無い、ということが一番の理由。
昨年末の月食撮影は、そういう意味で自分にとっては、かなりエポック・メーキングな出来事でした。
そんなわけで、今年の№1 天文イベント、金環食に向けて準備をしておくことにしました。
とはいっても、機材はとりあえず手持ちのもので何とかしたいところ。
しかも遠征の必要は無いとはいえ当日は出勤日ですので、休みを取らない限りは全過程の観測は困難です。
せめて前半くらいは何とかしたい・・・ということで、機動性重視で行くことを前提に。
幸い、太陽追尾モードの有るポラリエを入手してあるので、機材は基本的に月食と同じ構成:BORG 45EDⅡ + K-5で。
後は太陽撮影用に減光対策をすればよいことになります。そこで選んだのが、これ。
マルミのND-100000(58mm径)に52-58mmのステップアップリングです。
以前からお世話になっている、こちらのサイトで紹介があったのと、BORGならフード先端にフィルターねじ付きなので、簡単に取り付けが出来るという理由で購入しました。
取り付けはこんな感じで、カメラレンズ並みのお手軽さ。(笑)
さて、さっそく撮影です。
BORG 45EDⅡはfl=325mmですが、x0.85のレデューサを付けてあるので実質は276mmほど。口径は45mmなので、F値は凡そF6くらいになります。
少しでも焦点距離を稼ぐにはレデューサは無い方がいいのでしょうが、とりあえずテストということで、このままいくことにします。
フィルターに同梱されていた、撮影ガイドによるとISO100でF5.6のときには1/4000くらいが適正露出の目安。
ということで、まずは1/4000から。画像は当然トリミングしてあります。(クリックすると等倍画像が表示されます)
大きさはやはり物足りないところもありますが、黒点や表面の状態など、ちゃんと見てとれます。
次は少し露出を上げて、1/3200で。
推奨値より少し明るめになりますが、これでも良い感じ。周辺部などはこちらの方が良く見える気もします。
焦点距離は正直、もうちょっと・・・という感じですが、自分としては満足できる範囲なのと、本番では太陽の周囲(コロナなど→金環食では難しいでしょうけどw)も見たいので、視野は広めの方が良いかもしれないし・・・と思うことにします。(^^;
ということで、機材の参考にさせていただいた、keypon13^2様にTBいたします。
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コメント
ホビーショーで見ましたが、QとBORGは相性良さそうですね。
アポクロマートの対物レンズなら、画質も心配無いと思います。
BORGのホームページにQの作例が載っているかもしれません。
天体には、やっぱりどうかなと思いますが、月や太陽とか、惑星をRegistaxで…なら悪くないかもしれませんね。
投稿: ich | 2012.01.19 10:39
TBありがとうございました。
ちょうど我が家に「女王様」を召還した日で、舞い上がっていまして、見落としてしまいました。
m(_ _)m
金環食は楽しみですね。
私のところは、ちょっと遠征しないと芯のずれた金柑になりそうです。当日は休みをとれれば…と。
ところで、BORGの文字を見るにつけ、Qには小さめのボーグがちょうどいいような気がしてきて…
ちょっと散在続きなので、しばらく時間をおかないと無理っぽいですが(苦笑)
投稿: keypon13^2 | 2012.01.18 23:26