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星空雲台

今年の初め、CP+で発表されたVIXENのポータブル赤道儀「POLARIE」。
少し時間が掛かりましたが、11月の末日にようやく発売されました。

小型、軽量で電源やコントローラを全て一体にしたオールインワン設計は携帯性抜群。
「星空雲台」は、POLARIEの製品コンセプトをよく表したネーミングだと思います。

Polarie_3


パッケージには、山並みと共に市街地のシルエットも。
郊外だけでなく、身近な場所で気軽に星空を撮影する・・・という意図が込められているのでしょう。

Polarie_4

パッケージのふたを開けると、本体と共に小型の星座早見盤、取り扱い説明書とガイドブックが同梱されています。

Polarie_1

このガイドブックは、POLARIEの取り扱いはもちろんですが、星景写真を撮影するために必要になる情報や、写真そのものにあまり詳しくない人に向けた基本的な事柄が丁寧に説明されています。
綺麗な作例も多く載っていますので、初心者だけでなく天体写真に慣れたユーザーも一読をお勧めします。


Polarie_2

さて、赤道儀といえば極軸出し作業は避けて通れないわけですが、未経験のユーザーにとっては一番抵抗の有る部分かと思います。
POLARIEには今のところ3つの方法が用意されています。
 1.付属のコンパス(方位磁石)と傾斜計を使う ※コンパスは裏蓋に、傾斜計は側面に内蔵
 2.北極星のぞき穴の中心に北極星を導入する
 3.極軸望遠鏡を使う
1<2<3の順に精度が高くなりますが、極軸望遠鏡は別に購入が必要になりますし、操作自体も多少面倒になります。
POLARIEが主に想定する、星景写真を撮影する目的であれば、1または2の方法で十分な精度を得ることができます。

Polarie_5

北極星のぞき穴は、直径が約6mm。長さは35mmほどあります。この穴から覗いて、北極星が中心に来るようにセットします。

Polarie_7

この場合、穴に顔を近づけ過ぎないように注意する必要があります。最初に北極星を確認するときにはそれでも良いのですが、穴の中央に合わせるときには穴から少し眼を離して見た方が、位置が良くわかります。

また北極星の位置がよく分からない、という時や穴にうまく入れられない、という場合には、まずコンパスと傾斜計を使って大体の調整をしておくと、楽に合わせられると思います。
このあたり、なかなかうまく出来ています。

電源は単三2本。アルカリが標準のようですが、ニッカドやニッケル水素(エネループなど)も使えます。
外部電源用にUSBコネクタが付いていますが、最近2K¥程度で売っているスマホ用のポータブル充電器が使えそうです。
S、Nは北半球と南半球の切り替えスイッチ。これを切り替えると、パイロットランプの色が緑/赤に変わるという芸の細かさ。ただ、なんで南が緑なんだろう?


Polarie_6

届いてからしばらくは天候に恵まれませんでしたが、昨晩ようやく晴れたので本格的にテスト撮影をしてみました。といっても、月が明るくて条件はイマイチではありましたが。(^^;

昇るオリオン
K5p_0024spxres
ISO400 F4 60秒

沈む夏の大三角形
K5p_0023spx_si6res
ISO400 F4 45秒


デネブ(はくちょう座)周辺部
K5p_0010spxtrm
ISO800 F4 120秒

共通データ:K-5 DA16-45mm POLARIE 星追尾モードで撮影
※1枚目と2枚目は16mm付近、3枚目は40mmで撮影。2枚目と3枚目はトリミングしています。

POLARIEはネーミングの通り、「星空雲台」として気軽に何処へでも持ち運んで使うには最適の機材だと思います。
初心者はもちろんですが、経験の有る人には色々と工夫も出来るだけのポテンシャルも有りそうです。
今後、VIXENからもいろいろ面白いものが出てきそうな・・・。(笑)

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コメント

keypon13^2様:なにしろ社長さんから直々に背中を押して頂きましたので、即決でした。(笑)
小さいですが、工夫が沢山詰まっている赤道儀です。初心者に優しく、経験者には使い方次第、というところでしょうか。
余計なコード類が一切無い、というのは想像以上に良いですね。

投稿: ich | 2011.12.07 20:18

ゲット、おめでとうございます。
小さいけどさすがに赤道儀、追尾は確かですね。
うわっ、欲しい。
私も白いズームなんかより、こっちが先だったかな(笑)

投稿: keypon13^2 | 2011.12.07 19:57

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